Debianのkernelを再構築する
Debianのkernelを再構築したのでそのときのメモ。
kernelのソースのダウンロード
http://www.kernel.org/からkernelのソースをダウンロードする。
今回はlinux-2.6.21.5.tar.bz2を落としてきた。
必要なパッケージのインストール
kernel-packageとかmakeとかが必要なのでインストールする。
# apt-get build-dep emacs # apt-get install kernel-package
コンフィグレーション
今回はテストということで、コンフィグレーションはほぼ現状のkernelのままでいく。
まず、ダウンロードしたkernelのソースを/usr/srcの下に解凍する。
# tar xvjf linux-2.6.21.5.tar.bz2 -C /usr/src # cd /usr/src # ln -s linux-2.6.21.5 linux
次に、現在のkernelのconfigファイルをコピーして、configを行う。
# cd linux # cp /boot/config-2.6.18-4-686 .config # make oldconfig
make中に聞かれたことに関しては適当にEnterを押しつづけた。
CPUの選択だけ、現在使用しているCPUにあっているのを選択した。
kernelのコンパイル
# make-kpkg clean # make-kpkg --append_to_version -686 --initrd --revision=custom-1.0 kernel_image
「--append_to_version」をつけると、kernelのバージョンの後に好きな文字をつけれるのかな?
「uname -r」とかすると「2.6.21.5-686」みたいな感じになる。
revisionには英数字と+-.が使用可能。必ず数字を含むこと。
initrdを使用する場合は--initrdオプションをつける。